チャリぶらの記録

これまで明和町内外のチャリぶらを企画し実施してきた記録です。

チャリンコで発見する平凡な風景に
埋もれた懐かしい記憶の片鱗

赤岩の渡しを利用する明和・千代田・羽生を巡るツアー


2018年8月11日に、赤岩の渡しを自転車で利用し、明和町→千代田町→熊谷市→行田市→羽生市を通過して一周する
赤岩の渡しを周るチャリブラを実施しました。全行程約22kmのツアーです。
むかし話ポイント:須賀沼の主せっかち男ときなが男ガマガエルの油(古代マラソン事始め)
史跡:川俣事件記念碑(日本で最初の公害防止市民運動)
   奈良石(かつて利根川左岸が決壊したときに熊谷村の奈良氏が私財を復興活動に充てたことを記す石碑)
   川俣宿の町並みの面影(明和町)と宿場の史跡(羽生市)
偉人:日本で最初の女医 荻野吟の生家を利用した資料館
見どころ:赤岩の渡し(町道扱いで無料で乗船可能。原付きバイクまで乗せられます)
     利根大堰の魚道観察(堰の魚の遡上のための迂回路にガラス張りの観察窓があり魚の躍動が観察できます)
     利根川の堤防からの眺め 赤城山、榛名山、妙義山、日光連山、秩父連山、八ヶ岳、浅間山、三毳山

群馬県邑楽郡千代田町の赤岩交差点を堤防側に進むと、赤岩渡船の船着き場に行きます。
赤岩渡船は県道の扱いで、県の委託で千代田町が運行しており、無料で乗船できます。乗船が可能なのは、徒歩、自転車及び原動機付き自転車までです。もちろんベビーカーや車椅子も乗船できます。
乗船のルール:ライフジャケットを着装します。子供用も用意されています。埼玉県熊谷市側から乗船する場合は、監視小屋脇のポールに旗を上げます。そうすると群馬側からポコポコ迎えに来てくれます。最後に下船の際には、お礼を言いましょう。
年末年始と、当然ですが増水時、強風荒天時などは運行が中止されます。天気予報と天気の履歴(千代田町が晴れていても、利根川上流側で大雨があると増水します)を調べてゆきましょう。
ここで一句 ”水面には 白き翼が 昇天し” グライダーが青空高く舞う風景が見ることができます。

さて、埼玉県熊谷市の葛和田に到着したら、堤防に登り、下流側へサイクリングの再開です。10分位ゆくと右手の埼玉側に古い屋敷を整備し直した建物が現れます。これが日本ではじめての女医、荻野吟(子)の生家の屋敷を移築し記念館として整備した建物で、入場無料です。

時は明治、まだ男であるだけで優遇されていた時代に、女医になるべく道を切り開いた日本公認女医第一号の荻野吟(子)の波乱万丈の人生をたどることができます。渡辺淳一先生の小説「花埋み:はなうずみ」のモデルになっています。演劇では山本陽子さん、三田佳子さんが演じています。テレビドラマでは、大空真弓、細川俊之、悠木千帆(樹木希林)らのキャストによるものもあります。

 利根川右岸(埼玉県側)からみた荻野吟子記念館裏手風景
自転車は堤防のにおいて置きましょう。(ロードトレーニングのアスリートの邪魔にならぬように)

さらに堤防を下流に向かってゆくと、利根大堰によって作られた広大な利根川を見ることができます。水上バイク、モーターボートが水しぶきを立てて爽快に行き来する姿を見て心を癒やしてください。
天気が良いと、赤城山、日光連山、葛生の山、万葉の山:三毳山と筑波山が見えます。

2018年10月13日 チャリぶらレポート 赤岩渡船を巡るツアー
ちょいと肌寒い日ですが、雨もふらずカンカン照りでもない日に、2018年秋のチャリブラを開催しました。
今回の最年少は明和西小1年生のNくんです。ブレーキが間に合わない時は足で止めるといった非常に直接
的な止め方をする子です。

利根川利根大堰魚道に大きなガラス窓が嵌めてあり、水が濁っていないなら魚影を見られます。
名前は不明です。水に逆らって懸命に上流を目指します。泳ぐ姿は感動します。
鯉ぐらいの大きな魚が、下流から登ってきた小魚を捕食しようと魚道に居座っています。
未来の明和を考える会
群馬県明和町の有志

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